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October 23, 2004

きんの映画評Vol.6→『いま、会いにゆきます』

きんの映画評Vol.6→『いま、会いにゆきます』

最近、めっきり涙もろくなりました。そんなとこへきて、この映画を観たら・・・あらまあ、試写室を出るとき、目と鼻が真っ赤。結構泣いちゃいました・・・。

1年前、妻の澪(竹内結子)に先立たれ、一人息子と一生懸命生きる夫、巧(中村獅童)。しかしある雨の日に森で散歩している二人の前に、死んだはずの妻が突然現れる。それは生前妻が言っていた約束通りのことだった。「1年後の雨の季節に還って来る」・・・一切の記憶を失っていた澪と二人の、不思議な6週間の生活が始まった・・・。

涙もろくなった、と言っても何でも泣ける訳じゃなく、上のあらすじのような、よくあるファンタジー&ロマンチック映画は、30歳も半ばを過ぎると敬遠しがちになります。むしろ、敵に回してしまい、「ケッこんなことないわいっ!」とひねくれてしまいます。『セカチュー』がちょっとそんな感じ。原作を読んだかんちゃんは、「あんなあまったるいのじゃ泣けないよねー」と言ってました。私は映画を観ましたが・・・イマイチでした・・・。

ところがこの映画は違ってた!まず子供が出てくる。これにヨワイ。またこの子が上手いんです。『丹下左膳・百万両の壺』にも出ていて、その時もこの子にやられたのでよーく覚えてます。中村獅童氏扮するお父さんは、実は、物事の優先順位がつけられなかったり、人ごみが苦手だったり、と少し障害を持ってるんですが、そんなお父さんを優しく健気に気遣ってあげる男の子を、なんともピュアに演じてて、そのひたむきさにまたもやられました。
一方、いつもトんでる役の多い獅童さんは、今回はそれとはかけ離れた、朴訥で一途な人柄の演技。妻をただひたすら愛してきた、その過程を語っていくシーンは心温まります。こんな人に愛されたら女は幸せよ~。

そして、息子と夫との別れでひとしきり泣いた後に来る、もう一つの展開。この作品が最後に見せるストーリー展開が、ただのファンタジー系ではないことを思わせます。何故彼女が戻ってきたのか?なぜタイトルが『いま、会いにゆきます』なのか?それが分かった時に、また涙腺を緩まされるはず。もしそうなっちゃったら・・・諦めて思いっきり泣いちゃってください。私みたいに。

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