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July 24, 2005

「伊東四朗一座」ハプニング上陸!!

「ボクね、舞台セットの中で一度、落語をやってみたいんだよ~。劇場費もかからないから丸儲けだし!」
「あ~、前にビーンズに出てもらった時、平日の昼間にやろうか?って言ってたんですよね~。」
「そうそう。」
こんな話をしていたのは、劇場で場当たりをしている頃だった。
しかし、この話が現実になろうとは、一体誰が予想しただろうか・・・・・・・・・・・・・・

7月23日(土)マチネ公演が終わり、楽屋で一息ついてる16:35頃。

グラグラグラグラ!!!

「あ!地震だ、地震!うわ、結構デカイ、やだ、やだ、うわ、まだ揺れてる、凄い、凄い・・・・・」
久々にいつもより大きくて、長い地震を皆で味わった。
でも一人じゃない分、ちょっとだけ安心感があった。
「ここが4階で、この揺れってことは、60階はどんな揺れなんだろうか?」
想像して恐ろしくなった。

「はーい、お弁当で~す!」
「わ~い!!」
今日は前々から掲示板に予告されていた、伊東さんからの差し入れのお弁当が届く日!
地震なんて、何事もなく止んでしまえば、こっちのもの。
腹ペコの私達は3秒前の地震も忘れ、お弁当をどれにするか悩むことで頭がいっぱいになった。

パクパクパク・・・・・・・・・・・・旨い!

お腹も満たされた17:00頃、きんかんで東ックスの楽屋へ遊びに行く。
実はきんかんと東ックスの3人は同い年。
必要最低限の気の遣いようで、話せる男子なのだ。
案の定、楽屋での東ックスはずーっとゴロゴロ寝っころがったままだった。
たわいもない話をして一時間ほど経った頃、制作の人がやってきてこう言った。
「先ほどの地震で、現在電車が運転を見合わせているようなので、もしかしたら開演時間を遅らせるかもしれません。よろしくお願いします。」
遅れるって言っても、多少の遅れぐらいにしか思っていなかった・・・・・・・・・・・・・
しばらくして、また連絡がまわってきた。
「30分遅らせます!開演は19時30分です!」
30分という長さに少しビックリした。

19:00。
女子楽屋に戻ってメイクを直していると、何だか廊下が騒々しい。
何だ?と思って出てみると、三宅さんが渡辺さんと昇太さんに色々と段取りを説明している。
本番では見たことないほど真剣な目つきの二人。手にはハンドマイク。
舞台監督、音響、照明、制作、マネージャーが慌しく動き始めた。
半分ほどしか埋まっていない客席が埋まるまで、皆で30分待ちましょう!ということを、お客さんを和ませながら説明することになったのだ。
いわゆる前説だ。
私達もそれを見届けようと、ソデに集まった。

まず、渡辺さんが一人で出た。
「いや~、どうもどうも、ようこそ、いらっしゃいました~。さて、さきほど地震がありまして・・・・・・・・・・・・・」と始まり、しっかりフリを作って、昇太さん登場。出オチで笑いを取る二人のコンビネーションは見事だった。
「昇太師匠、せっかくだから、ここで小話やって下さいよ!」と渡辺さん。
「いや~、ボクね、小話苦手なんですよ~。落語の方がラクですね。」
「じゃあ落語やってよ~。あ、でもこんな短い時間じゃできないか?」
「いや~そんなこともないですけどね・・・・・・」
ソデで三宅さんを始め、皆が見守る中、昇太さんはこの勢いで落語をやるかと思い、ワクワクした。
が、やらなかった。
なんだかんだしゃべってる内に時間がなくなってしまったからだ。
二人が舞台から戻り、皆で拍手で迎えた。

19:30
もう少し開演を遅らせることになった。
今度は渡辺さんと小倉さんと東ックスがマイクを持っている。

前説第二弾が始まった。
渡辺さんが二人を引っ張ってトークをすすめる。やっぱり上手かった。この人もプロだ!と始めて思った。(失礼・・・)
そうこうしているうちに、今度は浅田美代子さん登場。
この日たまたま観に来ていたので、無理を言ってわざわざ出ていただいたのだ。
そうこうしているうちに、今度はマネージャーがコーラを4本買って来た。
渡辺さんと言えばやっぱりコーラだ。
もうこうなったら何でもやっとこう!って作戦だ。
ここで、三宅さんがコーラを持ってコソコソと登場。
舞台上に4本のコーラを並べて帰ってきただけなのに、待ってましたと言わんばかりの凄い拍手が客席から巻き起こった。
「やっぱり三宅さんは凄いなぁ~。」しみじみ思った。

早飲み大会はお客さんも、一人舞台上に上げて、渡辺さん、小倉さん、東ックスの4人で始まった。
やっぱり渡辺さんはムチャクチャ早い!
「渡辺さん、早く飲むコツは何ですか?」と誰かが聞いた。
「無理することです!」
コツでもなんでもないじゃん!と全員が思ったろうけど、きっと本当にそれしかないんだろう・・・・・・・

そうこうしているうちに、昇太さんが涼しげに浴衣を羽織ってソデにやってきた。
「おお!!ついに、ついに、やるか~!」私はワクワクした。
しかし、ふと思った。
「あれ?あの浴衣、どうしたの?昇太さんの?持ってきてたの?凄い用意周到だね~。」
「違うよ、あれは伊東さんの私物。急遽貸してくれたみたい。」

また感動した。

伊東さんはこのソデにはいない。全て楽屋のモニターで見ているのだ。
この一座の座長はツベコベ言わず、デンと構えて、番頭・三宅に全てを任せている。
でも、番頭・三宅もさすがに浴衣は持っていなかった。
それをフォローしたのはやっぱり座長だったというわけだ。

昇太さんは、楽屋で見る、悪ガキみたいな顔から、すっかり落語家の顔に変わっていた。
扇子と手拭を持ち、皆より少し離れたところで時を待つ姿は、なんとも凛々しい感じがした。
出囃子(でばやし)もなければ、立派な座布団もない。
あるのは楽屋の薄~い座布団だけだ。
それでも、三宅さんがへーコラしながら座布団を持って出ると、また客席から拍手の渦が巻き起こる。
そして昇太師匠の登場。
緞帳(舞台の幕)の前で落語が始まった・・・・・・・・・・

が、ソデではまだまだ切羽詰った話し合いが三宅さんと東ックスとスタッフさんの間で交わされていた。
今度は”5分前パフォーマンス”をどうするか?についてだ。
「やりましょうか。」
ということになり、皆、楽屋に戻って準備を始めた。

20:00
東ックスの「やっぱり、このまま本編に入っちゃった方がいいかもしれないですね。」という意見を聞き入れ、急遽”5分前パフォーマンス”を中止。
東ックス、急いで着替える。

20:05開演。
やっと始まった・・・・・・・・・・・・・
気分が高揚していた私はオープニングの歌と芝居がいつもより楽しくなっちゃって、いつもより、はみだしてしまった。
そしたらソデで待ってた三宅さんに「はずしすぎ、動きすぎ、笑いすぎ。」と即行でダメ出しされた。

テヘ!!

芝居の中盤になり、昇太さんが衣裳を着て、ソデの階段を上って来た。
振り向くと、私のスカートのスソをちょいと持ち上げて、言った。

「スカートめくり。」


22:15終演。
全ては”笑い”の為に・・・・・・・・
ハプニングが貴重な一日になった。

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