動揺した!・・・・・・・かん。
先日、三軒茶屋で映画を見た。
エンドロール中にトイレに立ち
映画館を出ると、
表のウインドウで、上映中のポスターを眺める
じいさん と目が合った。
ハンチングに髭、そしてジャケットを羽織っていたと思う。
ま、人と目が合ってしまうことはよくあるじゃないか。
私は、普通に世田谷通りの方へ歩いて行った。
すると、誰かが背後から近寄って来てこう言った。
「失礼ですが、お茶でも飲みに行きませんか?」
私の右肩後ろから話しかけた人はまさに
さっき目が合った、じいさんだった。
ひぇ~!
と思い、なんだか怖くてしっかりじいさんの方に
振り向くこともできず
私はこう言った。
「あ、これから行く所があるんで。」
すると
「あ、失礼・・・・・・」
と言って、じいさんはどこかへ行ってしまった・・・・・・・
じいさんを冷たくあしらってしまった私。
冷たかったわ~私。
だってさ、だってさ、背後から来るんだよ!
正面から来たら、どうしたって顔もじっと見なきゃいけないし
なんか、しゃべんなきゃいけないかもしれないけど、
背後から、耳元で言われてごらんよ!
ゾッとするぜ、普通。
しかし、私は考えた。
じいさんはいつもそうやって、女子に声を掛けているのか?
はたまた、勇気を振り絞って私に声を掛けたのか?
後者だとしたら、ちょっと可哀想なことをしたなと思った。
見知らぬ女子に声を掛けるなんて、どんだけ勇気がいることか。
ただ、だからと言って
見ず知らずのじいさんから突然「お茶飲みませんか?」
と言われて
「あ、いいですよ、行きましょう!」
って、即答できるか?普通。
できないでしょ?
あの時、なんて言えば良かったのかしら・・・・・・・
「え?私でいいんですか?」
とかか?
ちょっと、謙遜してる感じが更に高感度アップかもしれん。
じいさん、私を更に好きになって
お茶を飲みながら
目の前で、遺書を書くかもしれない。
遺産の権利をくれるかもしれない。
私に財産を残してくれたかもしれない。
ああ~!
惜しいことした。
もう一回、三茶で映画みようかな・・・・・・・・・・・・




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